毎日を幸せな気分で過ごすには何ができるだろう。そんなことを考えていてふと気づいたこと。
ある1月の朝の通勤中、駅の階段に女性二人と幼い子の三人を見かけた。
幼い子を連れたお母さんと、おばあさん。
その二人はベビーカーを階段の上に運んでいた。おばあさんとはいえまだ若かったけれど、女性には重いだろう。
お母さんは片手でベビーカーの片方を持ち、もう片方の手ではまだ歩くのもおぼつかない子の手を引いて上っていた。
その人たちが道をふさいでいてぼくは階段を上れなかった。
横の狭い隙間を抜けて行こうと思った数秒後、ふと気づいて驚いた。
手伝ってあげようという考えが自分に全くなかったことに。
思わず「お手伝いします」と声をかけながらベビーカーを持った。
初め、おばあさんは「大丈夫です」と言ったけれども、手伝う考えがなかった恥ずかしさのあまり、ぼくはもうすでにベビーカーを持っていたのだ。
普段であれば、声をかけたとしても、恐る恐る、後ろから声をかけて、大丈夫ですと言われた時点で
そのまま通り過ぎて行ってしまったことだろう。
ベビーカーを運び終わったその時だった。HAPPYを感じたのは。
「ありがとう」とも言っていただいた。
そして、日常生活のなんでもない時にでも、喜んでもらえるようなことが自分にもできるんだという嬉しさを感じた。
これからも続けたい。喜んでもらえることのはずなのに、なぜか勇気がいる。
でもそんな幸せを感じられることをこれからも見つけていきたい。
けれども実のところなかなかむずかしい。